ショアジギ&カマス狙い2024第16戦 ~果報は寝て待て!カマスは足で釣れ!~

釣行記

大潮後の中潮3日目(旧暦 10/5)干潮: 12:20、満潮: 17:33、日の入り: 016:46
大潮後の中潮4日目(旧暦 10/6)干潮: 00:52、満潮: 08:17、日の出: 06:09

 

 

 

今回も大佐はお休みで仕事が火曜水曜休みなので、火曜日の午後から出撃することにした。

本当は昼には家を出る予定だったけど、大幅に遅れておまけに忘れ物に気が付いて途中で魔界に寄ったので、到着したのは4時過ぎ。

地元の常連さんたちは一人もいない。

これはきっと釣れてないんだろうな~と思いつつ準備をする。

予定としては、カマス→アオリ→カマス→青物と狙っていくつもり。

天気予報が微妙なので、道具は頑張って少なめにして来た。

まずはいつものようにダイソーVJでカマスを狙おうと準備していると、先端付近で投げていた人のリールから糸が出されている。

青物でも掛けたのかな?と思って振り向くとナント、バードストライク!

しばらく頑張ていたけど、私がタモ網を担いでいるのを見つけると「すいません。お願いします」と頼まれてしまった。

鳥には罪は無いので助けてあげようと思い掬ってあげた。

いつも仲間のタモ網で掬ってもらっているので相変わらずまともな魚を掬ったことが無いこの網はまたしても魚以外の物を掬ってしまった💦

さらに頭に来たのは、助けてあげたのに当の本人は何の礼も言わずに立ち去って行ったこと。

鵜に手をつつかれて動揺してたから?

帰る時には一言ぐらいかけて行くよな?と思っていたがいつの間にか居なくなっていた。

釣り人としてと言うより一般的な常識に欠けている人だからしょうがない。と自分を納得させるしかなかった。

いきなり波乱のスタートとなったが、それと比べて海の方は平穏。

ナライが強めに吹いているので外側は厳しいが内側は普通に釣れる状態。

しばらくは何も起こらなかったが、もうすぐ日没と言う時間になるとあちこちでボラがジャンプし始めた。

時間とともに範囲が広がって、そこらじゅうでジャンプしている。

カマス狙いでDJを投げてもボラがラインやルアーに当たるのでカマスのアタリが分からない。

まあ、この状態じゃカマスも居ないんだろうけど…。

ナライは強いけど、内側もボラに邪魔されて釣りにならないので頑張って外側で投げてみる。

DJならなんとか飛ばせるので、しばらく頑張って投げていたが外側もボラが回って来て内側と同じ状況になってしまった。

仕方ないのでしばし休戦。

アオリ狙いの準備をしておく。

完全に日が沈んで真っ暗になると段々とボラの数が少なくなって来ていつの間にか静かになっていた。

やっとカマス釣りができると思ってDJを投げてみるが全然アタラナイ。

ダメだろうと思いつつボトムドライブ+リズムウェーブを投げるとまさかの一投目のフォールでヒット!

結構いい型だからアブラさんかと思ったらオミズさんでした。

最近は大きさでは全く区別がつかない。

DJでアタラナイのにリズムウェーブで釣れるとは…。

ベイトが変わった?

先端付近ではアタリが無くなったので少し移動してみる。

一人帰り支度をしている人のバケツを見ると何匹かカマスが釣れていた。

DJで探ると距離は少し遠いが表層でカマスがヒットした。

普通サイズのおミズさんでした。

その後はDJでもリズムウェーブでもアタラずに終了。

もう少し早く移動すればよかった。

アオリ狙いを始める。

ナライで風速7~8mぐらい。

PPは初めからあきらめていたけど、テトラなら何とかなるかと思って投げてみたが、飛距離も30mそこそこ。

沈むときにラインが押し戻されるので3回ぐらいしゃくるともう戻って来る。

そもそも難しい状況でエギングで釣れるとは思えないので外側はあきらめた。

仕方ないので内側でやる。

まずは「なんちゃってヤエン」の準備。

RUNWAY+STRADIC C3000+PE0.6号にDJから外したトリプルフックを直結する。

これにスーパーで買ったアジを付けて投げる。

追い風なのでよく飛ぶ。60mくらいは飛んでいる。

足元に竿を置いてドラグをゆるゆるにしておく。

ヤエン釣りのラインに絡まないように気を付けながら餌木を投げる。

エギングに使うのはScorpion+SephiaCI4+C3000+PE0.6

フラッシュブースト、軍艦グリーンをローテーションさせるがなかなかアタラナイ。

一生懸命竿を振っていると突然足元に置いてある竿が動き出した!

あわてて飛びついたが、間に合わずに竿を持っていかれてしまった。

持っていくスピードから考えてエイではなくおそらくアオリイカでは?と冷静に考える…。

エイならどんどん泳いでいくけど、イカならそれほど遠くにまで引いてないはず。

アジを投げ込んだ場所と竿が落ちた地点を結んだ線上にラインがあるはず…。

Scorpionの餌木をDJに変えてDJでラインを掛ける作戦を試みる。

一投目、正面やや右に投げて引いてくるが空振り。

少し左に移動して斜め右に向かって投げて引いてくると手元にわずかに重みを感じる。

上げてみるとしっかりラインが掛かっていた!

ラインを手に取り巻き取っていくがほとんど重みを感じない。

たぶんこちらは竿のほう。

反対側を手に取って巻き取っていくと生命反応が!

まだイカが抱いている様子。

しかもかなり重たい。

細いラインを素手で引っ張っていると手が切れそうなので手袋をして応戦。

ときどき逆噴射で抵抗するがリールがあるわけではないので簡単には糸が送り出せない。

ラインが緩まないように気を付けながらゆっくり巻いていく。

今までヤエン釣りをしたことがないのでイカがどのくらいの時間でアジを食べるのかがわからない。

アタリが出てからけっこう時間がたっているように感じていたのでかなり焦っていた。

前回、前々回はテトラからの釣りだったのでヤエンを足元に置くと蹴とばして落としそうだったのでライジャケのポケットに直接ヤエンを入れていた。

ヤエンを取り出そうとするが針がポケットの内側に刺さってなかなか抜けない。

やっとの思いで取り出したと思ったら、こんどは巻き取って手元にあったラインがヤエンに絡んでしまった。

とてもじゃないけど、ほどけないのでラインカッターで切りまくってやっとヤエンが使える状態になった。

ヤエン初投入。

イカがどのくらいの距離にいるのか皆目見当もつかない。

ヤエンがイカに到達したらあわせを入れなきゃいけないみたいだけど、そんなことわかるはずがない。

ちゃんと合わせなくてもイカのところまで行ったら掛かるだろう!ぐらいの気持ちでいた。

たぶんヤエンが掛ったからだろうか、より引きが強くなった気がした。

とにかく早くあげたい一心でちょっと無理をしてしまった。

ジェット噴射を無視して巻いていくと急にフっと軽くなってしまった。

ラインブレイク。

おそらくPEを直接フックに結んだところが切れたと思われる。

しばし放心状態…。

逃がした魚、じゃなくてイカは大きかった…。

今までの自己最高は800g。

竿で釣った800gの引きよりかなりの手ごたえがあったのでキロオーバーは確実にあったと思われる。

逃げてしまったものは仕方ない。

まだ問題が残っている。

竿を回収しなくてはいけない。

切れたラインと反対側を巻いていくとほぼ無抵抗にラインが巻き取れる。

フリーのスプールが逆回転しているので約200mを巻き取らなくてはいけない。

普段ライン交換はリワインダーを使っているのでそれほど時間はかからないが、手元でくるくる巻き取るのは骨が折れる。

下巻きのナイロンラインが出てきてあと少し、というところでラインが止まった。

まさかの根掛り!

竿自体かリールかわからないが引っかかってしまって動かない。

ルアーの根掛りなら強引に引っ張るけどラインが切れたら総額4万円以上の損失になると思うと安易に引っ張れない。

それほど距離は離れてないと思うので引っかけて回収を試みる。

ルアーや餌木の回収ならルアー回収器を使えばいいけど、竿とリールだとフックがついてないので回収器は使えない。

逆にルアーを沈めて引っかけなくてはいけないけど、今回はあまり太いラインのリールを持って来ていない。

TwinpowerC5000もPE1.5なのであまり力技を使える状況ではない。

水汲み用のバケツのロープの予備があるのでそれを使うが距離的に足りないのでさらに太いロープをつないで、先端にメタルジグとフィードポッパーから外した大きめのトリプルフックを装着して、水没した竿につながるラインに沿って落としていく。

ロープの浮力のせいかフックがリールまで潜っていかない。

最終的に40gのメタルジグ3個を付けたけどやはりうまく潜っていかない。

0時を過ぎて仮眠をとる時間となったのでとりあえず明るくなってから再挑戦しようと思いラインをクーラーに縛り付けて堤防上に放置して車に戻り休憩することにした。

例のごとく車では熟睡は出来ないが3時間ほど休憩して現場に戻る。

ここさんが準備中だったので夜中の騒動を話しながら、ラインが切れてないか状態をチェックしようと思って引いてみると、先程とは違う角度でラインが寄ってくる。

しばらく巻き続けるとひょっこりと水面から竿先が顔を出した!

3時間の間に波の力で根掛りが解消されたらしい。

「果報は寝て待て」とはこの事か!

当初の予定通りRUNWAYにはTwinpowerC3000を装着して使用する。

休憩中は結構雨が降っていたけど、すっかり上がって風もだいぶ弱くなった。

堤防全体、どこでも釣りができる状態。

水曜日にしてはめずらしく人が少ない。

裏PP付近も広々と使える感じだったので前日同様にRUNWAYを使ってアジを投げ込んでおいて、Scorpionでカマスを狙う。

カマスはなかなかアタラナイ。

DJもいくつかバリエーションを揃えてきたので海に背を向けて作業をしているとジリジリと誰かのリールのドラグが出る音がするな~と思っていたら、自分の竿だった!

今度は竿にバケツのロープを括り付けていたので竿は無事(笑)

竿を持って引いてみると、昨日ほどではないけどイカの引き方。

またヒットした!

今度はゆっくり時間をかけて無理のないように引いてくるが、まっくらでどのくらいの距離なのか全くわからない。

ゆっくり引いていたつもりだったけど、急に軽くなってしまった。

アジをしっかり食っていたらまたすぐに抱いてくるだろうと放置したが反応がない。

よく見るとアジはすぐ足元まで来ていた。

巻きすぎでした。

その後、カマス釣りの合間にアタリが2回あり、1回目は正面に投げたのにゆっくりだけどずっと右のほうに移動していく。

これは明らかにエイだろうと思い強引に巻いたらフッキングはせずアジを取られた。

2回目はイカだかエイだかよくわからない引き方をするのでしばらく泳がせていたら足元に浮上してきた。

かわいいエイでした。

姿を見てからドラグをしめてテンションを掛けたらラインが切れてくれたので事なきを得ました。

ここで餌のアジが無くなったのでカマス釣りに専念する。

開始当初は全くアタラなかったが薄明るくなる頃にやっとアタリが出始めて、ちょっと遠目かな?と思ってフルキャストするとフォールでいきなり食ってきた。

いい型のアブラさん。

活性が上がってきたのかと思ったら、その後はまたアタラない時間が続く。

DJもフォール時間(重さ)、色などいろいろ変えてみるが特に決め手はなく、魚が居るか居ないかという問題みたいなので、完全に明るくなったところで移動。

最近、よく釣れているポイントに行くとIさんとOさんがすごい勢いで釣りあげている。

「いくらでも釣れる感じ」とのこと。

ちょうどIさんが帰るところだったので、ポイントに入らせてもらい釣り始める。

Iさん曰く「DJでもいいけど、ジグを遠投して引いてきたほうが勝負が早いよ!」とのこと。

なるほどと思い、Rサーディン30gを投げると確かにすぐにヒットしてきた。

しかし、Iさん、Oさんと比べてヒットする率が悪い。

腕の差はあるとは思うけど、たぶんチューニングのせい。

Iさんたちはフラッシャー付きのフックを付けていたので食いいがよかったんだと思う。

素人にはDJのほうが良さそうなのでDJに替える。

ピークの時間とは違って表層では食ってこないけど、居そうなレンジに入れて引いてくるとしっかり食ってくる。

活性は高いほうだけど、個体数はそこまで多くはない。

しかもある程度の時間でどこかに行ってしまい、また戻ってくる(違う群れの可能性も十分ある)。

狭いポイントなのでスレている可能性もあるので、食いが悪くなったらルアーをころころ替える。

DJでもメタルジグでも食ってくるが、ボトムドライブやミノーは距離が足りないのかアタラナイ。

釣れたり釣れなくなったりを繰り返していたが8時くらいになると全くアタラなくなってしまったのでカマス狙いは終了して先端に戻る。

薄暗い時間帯は先端付近でワラサ級が何本か上がっていたが、この時間はもう居なさそうだけどあえて狙ってみる。

メタルジグ、ポッパーなどいろいろ投げるが全く反応は無し。

青物は釣れなかったけど、カマスはそれなりに釣れたので満足して終了としました。

今回の釣果:
アカカマス 3匹
ミズカマス 15匹

今回の反省:
「なんちゃってヤエン」はYouTubeで見ただけの知識で挑んで前2回はアタリすらなかったが、今回はしっかりイカがアジを抱くところまでは到達できた。あとはヤエンを投入して掛けるだけ!そこが一番難しいらしいが…💦

今回はドラグを十分緩めていたつもりだけど、SLSロッドだとガイドが小さくて抵抗が大きいせいか大きなアタリだと竿が動いてしまった。

スーパーで買ったアジ6匹でイカのアタリが2回、エイが2回、(たぶん)フグが2回で十分楽しめた。次回もアジを買って行ってアオリを仕留めたいと思う。

ホームで竿を水没させたのは2回目。前回はカマス釣りの途中で自分で蹴とばして落としてしまった。自分で落としたので場所はわかっていて明るくなってから何となく見えるリールらしき場所に重り付きのトリプルフックを投げて釣り上げられた.

今回は堤防で独りぼっちの時間に落としてしまったのでかなり焦った。

冷静に考えていたつもりだったけど、後から考えるといくつか間違いもあった。

メインラインに沿ってルアーを落とせばリールのところにたどり着くと思っていたが、竿先から上がってきた竿を見て「あれ?違ってた」と気が付いた。メインラインに沿って落としたのではリールではなく竿先に行くので引っかけることはほぼ不可能だった。時間が解決してくれたのはかなりラッキーだった。

カマスは朝の時合いはかなり渋かった。移動しないでずっと先端で投げていたらたぶん数匹で終わっていたと思う。キスと一緒でカマスは居るところを探して足を使わないと数は伸びない。

前回はアブラ率が高かったが今回はミズ主体だった。まだ水温が高いのでしばらくは両方が釣れる状態は続きそう。

青物は大型の魚がやっと入って来たようだが今回は泳がせでしか上がらなかった。私以外はルアーを投げていなかったので何人か投げていたらルアーでも上がったのでは?

時間帯も一番いい時間はカマス狙いに専念していたので仕方ない。次回はどちらを主体にするか迷うところ…。

今回の支出:
交通費:1,020円
ロスト:2,000円(ヤエン)

釣果カウンター
シイラ 1匹
スルメイカ 6匹
アカカマス 50匹
ミズカマス 60匹
アカハタ 2匹
マルソウダ 1匹
ショゴ 3匹
エソ 2匹
ワカシ 2匹
イナダ 1匹
アオリイカ 3匹
オオモンハタ 1匹

リリースサイズ
ショゴ 1匹
ミズカマス 4匹
ムツ 1匹
アナハゼ 1匹
オオモンハタ 2匹

今回使用したルアー

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