ショアジギ&カマス狙い2024第18戦 ~あきらめたら試合終了!~

釣行記

大潮後の中潮3日目(旧暦 10/20)
干潮: 01:12
満潮: 08:51
日の出: 06:22

今回も天気予報が悪いほうに変わって雨に降られそう。

今回は久しぶりに前日に準備をする時間が取れたので入念に準備をする。

今回のメインは「なんちゃってヤエン」と青物狙い。

カマスは空いてる時間に狙う。

カマスはサブだけどテーマはあって、

①ダイソーVJのフック設定の見直し。
②Iさん仕様のジグの検証。
③タチウオ用テンヤの流用

①最近ダイソーVJは「ここさん仕様」の後ろ側にトリプルフック1つ(10番)だけでやっているけど、フックが完全に口の中に入って上顎と下顎に刺さってしまうとなかなか外せない。というデメリットがある。

せっかく釣れても外すのに時間が掛かって時合いに数が伸ばせていない。

シングルフックだと外しやすいけどバレやすい。トリプルだとバレにくいけど、外しにくい。

間を取ってダブルフックは?

という事でそれぞれのフックを用意して比較してみる。

②前回Iさんのジグをお借りして釣ったがシングルフックにフラッシャーを付けた物だったので掛けてからバレやすかった印象がある。

そこでIさんのジグを真似してフラッシャーチューンのフックを作った。これもシングル、ダブル、トリプルと3種類用意したのでそれぞれのメリット、デメリットを比較してみたい。

今回も到着前から雨が降り出したので道具は最小限。

アジを投げ込んで放置するために人がいない2段目に道具を降ろして準備をする。

「なんちゃってヤエン」用の道具はBlueccurent+Emeraldas。

アジは前回の残りを冷凍したもの。

おそらく身が柔らかくなっているのでフックが抜けないように輪ゴム併用で付ける。

アジを投げ込んでからカマス釣りの準備。

前回ほどではないけど、ナライなので投げ込んでおくとラインが左の方に流れる。

カマスのほうは、釣れ始めるまではダイソーVJ+トリプルフックでやってみる。

カマス用の道具はRUNWAY+TwinpowerC3000

まわりにはあまり人がいないので広角に投げてみるが、上から下まで探ってもアタリなし。

しばらく投げているとヤエンの竿のラインが右側に流れている!

リールを見てもドラグが出てる様子は無いのでゆっくり持って行ったのか…?

すぐに竿を手に取ってラインを巻いていくと、いきなりドラグが出始めた。

とてもアオリとは思えない出方。

「またアイツだ💦」

どうしようか考えながらドラグを締めていくと急にテンションが抜けた。

回収してみると針は残っていたので運よくアジだけ取れた様子。

フッキングしなかったのは不幸中の幸い。

気を取り直して新しいアジを付けて投げ込む。

今回は仲間たちはみな思い思いの所で始めたので、ここさんは先端、大佐は奥。私はその中間とバラバラ。

漁船の数も少なく、港内奥のちょっと遠目あたりを中心に流している。

「やっぱりこの時期は奥の方がいいのかな~?」とか思いながらも今日はカマスはメインじゃないから我慢。

いちおう、ボトムドライブも投げてみるがやはり反応は無し。

先端方向を見ていると餌釣りではカマスが上がっている様子。

餌で釣れるならハイブリッドを試してみる。

以前から大佐と「フックの向きはどちらが有利か?」という議論をしていたが、「下から食って来るなら下向きが有利なのでは?」という事でタチウオ用のテンヤ仕掛けなら使えるのではないかと思い使ってみる。

タッチポンにキビナゴ入りの包ワームを装着して投げてみる。

キビナゴの臭いで寄せられるなら釣れるはず。

しかし、何投かしてみたがかすりもしないのであきらめた。

しばらく頑張ってダイソーVJを投げていると、やっとアタリが出始めた。

最近好調のKちゃんがちょっと離れたところで釣っているので、釣れたレンジを聞いて中層を中心に引いているとやっと一匹目がヒット!

いい型のアブラさん。

アタリは小さい。と言うかついばむ感じ?

なかなか乗らない。

合わせてもすぐ抜けてしまうのでワームが切られそうなのでCELTに交代。

ちょっとフォールを長めにすると2匹目をゲット。

これもいい型。体高がある。

ファーストフォールの表層でアタル事もあるけど、基本は中層。

なかなか活性が上がりきらない印象。

時合いになったらシングルorダブルフックにしようと思うけど、そこまで活性が上がらない。

ヤエンのほうは放置しておくとアジが頭を落とされて帰って来るがこれはアオリ?

置き竿だと明確なアタリでないと察知できない。

餌のアジも今回は解凍したものなので輪ゴムの効果もむなしく2匹はすっぽ抜けてしまい、餌切れで終了。

少し明るくなってきたので青物狙いを始める。

まずはサゴシ狙いでスピンテールジグの早巻き。

最近、サゴシカッターの被害が散見されるので居るかと思ったけど、これは不発。

ワラサ級がポッパーで出ているという事なのでフィードポッパーを投げてみたが向かい風で波もあるのでまともに引けないのであきらめた。

カマスの泳がせでワラサが連日出ているので、去年試したハイブリッドのテストの続きをやってみる。

去年は「ミノー+カマスの臭いで寄せる」ということでコマセカゴを使ったが、水流の変化のせいかミノーがしっかり泳いでくれなくて失敗。

今回はかっとび棒(フォルムはカマスに近い?)のフックにカマスの小さい切り身をつけてルアーの動きに影響が出ないように考えてみた。

もともと「沖の表層をゆっくり引く」というコンセプトのシンペンなので、足場が高いところから表層を引くのは難しい。

底まで沈めて引いてみるがフォールにかなり時間が掛かる。

餌を付けても泳ぎに影響はなかったみたいだけど、魚が居ないのか反応は無し。

やはりナライの時はメタルジグに頼ることになる。

まずはダイソーから新しく出たメタルジグRB60g。

飛距離はまずまず。

自分としては「可もなく不可もなく」という感じだけどアタリは無し。

次は激投エアロ。

これはさすがによく飛ぶ。

アクションもしっかり泳いでいるのが分かる。

でも、反応は無し。

次はTGベイト。

コンパクトなので飛距離は段違い!

これでも反応なし。

内側で大佐がダイペンを投げているので話を聞くと、「Mさんのポッパーで反応があった」とのこと。

内側なら追い風だし、波もあまり気にせず投げられるので大佐の隣でポッパーを投げてみる。

外側で投げるのとは雲泥の差。

気持ちよく投げられるが、なかなか反応は出ない。

暗いうちからシーバスが何匹か出ているので、シーバス狙いでブローウィンを投げてみる。

ショートジャーク、ただ巻きなど色々試してみるが何も出てこない。

風も弱くなってきたのでもう一度、外側でメタルジグを投げてみる。

みんな帰ってしまって誰もいないので全方向に投げるがやっぱり反応なし。

そろそろやめようかな?と思って激投エアロを投げていると、着底からのワンピッチで巻き始めでガツンという手ごたえ!

やっとキター!と思って巻いていると最初はかなり引いたけど、段々引きが弱くなっていく。

上がって来たのはちょっと小さめだけどキーパーサイズのオオモンハタ。

カマスも青物もパッとしなかったけど、大佐は暗いうちにシーバスを釣ったのでそろそろ飽きてきた様子。

私も雨の中がんばって竿を振って疲れたので、いつもよりちょっと早めだけど引き上げることにした。

いつもは荷物が多くて帰り支度に時間が掛かるが、今回は雨でかなり持ち物を絞っていたため私のほうが先に片付け終わり大佐を待っていた。

「いつも帰ろうとすると魚が回って来るんだよな~」と思いながらダイソーVJを投げてみると…

アタッた!

巻き巻きしてると…ヒット!

やっぱりアブラさん回ってきました!

帰り支度を終えて降りてきた大佐に報告すると

「なんだよ!片付けちゃったよ~」と言いながらもすぐに竿を出してキャスト開始。

「DJで表層ただ巻きでOK」

すると大佐もすぐにヒット!

若干、遠目だけどレギュラーサイズのアブラさんが高活性状態。

あっという間に朝一の釣果を超えた。

ピーク時はほぼ入れ食い状態の時もあったが、レンジが変わったり距離が変わったりしつつも釣れ続けた。

距離が遠い時はIさん仕様のメタルジグを投入。

居ればしっかり結果を出してくれる。

結局、いつもの時間まで釣り続けて、まだまだ釣れる感じだったけど反省会の時間なので終了としました。

今回の釣果:
アカカマス 21匹
ミズカマス 3匹
オオモンハタ1匹

今回の反省:
アオリ狙いは生きアジを泳がせているわけではないので片手間になってしまうが、天候と餌の状態が良くないと成立しにくい。

青物は先週までほど数が出なくなったけど、まだ回っているのでチャンスはあるはず。

自分は泳がせではなくルアーなので、何を投げるのが正解なのか?そこが一番悩ましい…。

カマスは去年くらいから温暖化の影響で例年のパターンが通用しなくなっている。

今は「明け方に大型のアブラが短時間回って来る。明るくなってから別のアブラの群れが回って来る」という感じ。

私の印象では今がピークでこの状態がどこまで続くか?

①フックに関する検証は十分に出来ていないが、①トリプルは外しにくい②トリプルでもダブルでも掛かりやすさは変わらない。という所までは確定で良さそう。

シングルフックだとバレやすい印象があるが、これは「太軸の針で大きく合わせていない」という事から完全に刺さってない可能性があるので細軸の針で再検証してみる。

②Iさん仕様のメタルジグは模倣品でもしっかり釣れたので一応合格。

次回はフラッシャーの長さを変えて泳ぎの違いを見てみる。

③タチウオ用テンヤは今回はタッチポンに包ワームを使ったが手元にピンテールしかなかったので十分アピール出来なかったと思う。次回、シャッドテールでやってみる。

朝一の時合いが終わった後にほとんどの人が帰ってしまい、帰り際の入れ食い状態の時は堤防上は3人だけだった。

みなさん、「あきらめたらそこで試合終了ですよ!」

今回の支出:
交通費: 1,130円
ロスト: 無し

釣果カウンター
シイラ 1匹
スルメイカ 6匹
アカカマス 79匹
ミズカマス 69匹
アカハタ 2匹
マルソウダ 1匹
ショゴ 3匹
エソ 2匹
ワカシ 2匹
イナダ 1匹
アオリイカ 3匹
オオモンハタ 2匹

リリースサイズ
ショゴ 1匹
ミズカマス 4匹
ムツ 1匹
アナハゼ 1匹
オオモンハタ 2匹

今回使用したルアー

コメント