大潮後の中潮4日目(旧暦 5/21)
満潮: 06:32
干潮: 13:52
日の出: 04:31
大佐からロックショアのお誘いがあったので今回はまず磯に行く。
いつも仲間から話は聞いていて、だいたいの場所は知っているけど、実際に釣行するのは初めて。
ここ数日デカシイラが上がっている情報も入っているので必然的にテンションも上がる。
先に行って一人でイサキ狙いでもするかな?と思っていたけど、準備に時間が掛かってしまい出遅れたのでホームで時間をつぶす。
ここさんが一人でカマス狙いをしていたので情報交換。
1回だけカマスが掛かったけどバレてしまってそれっきり。との事。
自分も裏PP、PPでダイソーVJを投げてみるが、全く反応なし。
30分ほどで大佐が到着したので合流して磯に向う。
やや明るくなり始める時間だったが、駐車スペースには車は1台もなく貸し切り状態。
荷物を置いて準備しているとYさんも到着。
ロックショア初心者2人だけでやや不安だったが、名人登場で百人力。
いろいろとレクチャーを受けて実釣開始。
自分の中ではシイラはどちらかというと「明るくなってから」というイメージだったが、Yさんによると「暗い時間でも来るし、むしろいつもそんなに遅くまで投げてないよ」との事。
まずはセオリー通り、表層から。
ここでのキラーアイテムはモンスターショット。
これでスキッピングするのが一番釣れるとの事。
みんなで同じことをしても仕方ないので私はビームポッパーから投げてみる。
かなり足場が高く、波もあるので操作が難しい!
ちょっと疲れるけどショートピッチで細かく刻んで引いて来る。
とにかく波があるので、油断するとすぐ飛び出してしまう。
何度投げても反応が無いので交代。
おそらく手持ちのルアーで一番飛び出しにくいのはミノー。
まずは実績のあるブローウィン。
よく飛ぶ。表層のただ巻き。
リップがしっかり水を捉えて飛び出さない。
安心感はあるが魚の反応は無い。
次はジャークアンドジャーク。
メーカー的にはこれが一番お勧めの使い方らしい(うまく出来てれば…だけど)。
操作としてはビームポッパーと同じ感じか?
これも結構疲れるのでほどほどで変更。
次はバレットファスト。あい変わらずよく飛ぶし、よく泳ぐけど魚の反応は無し。
磯の先端付近で投げていたYさんのモンスターショットにシイラのチェイスがあったそうだがバイトには至らず。
その後、ラピードを投げていた大佐にもシイラが飛び出したようだがこちらもヒットせず。
両脇では出てるのに私の所には全く姿を見せない。
ルアーが悪い?誘い方が悪い?運が悪い?いやっ!運だけは良いのでやっぱり腕の差か…?
表層では全く反応が得られないのでメタルジグで中層、底層を狙ってみる。
まずはRサーディンTG40gから。
正面にフルキャストして底を取ると25~30カウントぐらい。
かなり深い。
1投目の着底でいきなりスタックしそうになった。
やはり磯なので安易に底まで落とすのは危険。
2投目からはしっかりカウントして底付近まで落としたらリトリーブ開始。
方向を変えて投げてみる。
立ち位置から右方向に投げると10カウントぐらいで落ちなくなる?浅い?
もう一度同じ辺りに投げる。やはり10カウントくらいで止まる。
どうやら馬の背になっている様子。
少しずつ左側に方向を変えて行き、深くなるキワを狙いたい。
潮の流れ方にもよると思うけどキワがポイントになるはず。
慎重に底を取るようにしていたが、とうとう根掛かりしてしまった!
軽く煽って外そうとしたが外れない。
すこしテンションを掛けて様子を見ると波の周期と同じくらいの幅で竿先が動く。海藻に引っかかっていると判断して強引に引っ張る。予想通り海藻だったようでフックも含めて無事帰還。
根掛かりが多いところでTGを使うのは怖いのでダイソージグに替える。
ワンピッチジャーク、ただ巻き、その他いろいろ変化を付けて引いてみるが何もアタラナイ。
ひょっとしてマイクロベイトパターンなのかな?と思って弓角も試してみる。
ややリーダーが短い仕掛けだったせいか、巻きが早すぎると海面から飛び出してしまう。
ジェットローに付属のバディも引いてみるが、泳ぎはさほど変わらないかな?
どちらも反応は得られず。
先端で投げていたYさんが「根掛かりしたと思ったけど、動くぞ…」と。はじめは根掛かりした仕掛けか、網などのちょっとずつ動くものかと思っていたが、生命反応がありゆっくり動き出した様子。
はたから見ていてもかなりの重量でゆっくり動いているのが分かる。
エイかな?と思ったけど、エイが居るような地形ではない?
するとYさんが「カメかもしれない!」と!過去に1回だけ掛けたことがあるそう。
しばらくYさんのやり取りを見ていたが、なかなか浮いてこない。
10分くらいかかっただろうか、ようやく水面近くまで浮いて来たのはまさしくウミガメでした!
カメは肺呼吸なので呼吸を呼吸をするために時々水面に出て来る。
一度呼吸をするとまた潜って行く。
「ジョーカーさん、体験してみなよ!」と声が掛かったが丁重にお断りした。
それにしてもよく引く。
しばらく様子を見ていたが、また「やってみなよ!」と声が掛かった。
「やってみたら?」という言い方だけど内容は完全に「任せた!」。
大して変わらないけどメンバーの中で最年少なのでここは自分が頑張るしかないと思い参戦!
Yさんから竿を受け取るとものすごい重み!
堤防の上なら少しは余裕があったかもしれないけど、足場の悪い磯なので本当に海に引き込まれそうになる。
体制を整えてガチファイト開始。
前回釣ったシイラもかなり重たかったが、その比ではない。
ポンピングしないとTWINPOWER4000SWのハンドルが全く動かない。
「マグロ釣ったらこんな感じかな~」としばらくは疑似大物ファイトを官能していたが、一向に寄ってこない。
少し寄せたかと思ったら倍出される。
立っていると足に来るので座ってのやり取りに切り替える。
相手が魚ではないのでポンピングすることにはあまり意味が無い。
出来るだけ力がかかりやすいように竿を水平に近い角度にしてやり取りをする。
時々糸がこすれるような 感触が伝わって来る。甲羅に擦れてる?
浮いた時に力を掛けてもこちらを向かないので、たぶん口ではなく肩のアタリに掛かっている様子。
20分以上引っ張り合いをしてそろそろバテて弱らないかと思っていたが、人間よりカメのほうがスタミナはありそう。
全く衰えない。
何とか寄せてルアーを外してあげたかったが、埒が明かないのでドラグを締めて最後の勝負に出る。
走られるたびに少しずつドラグを締めていく。
最終的にはドラグノブを1回転くらいさせたところでラインブレイクしてしまった。
スナップ結束部のすぐ上くらいで切れているのでやはり甲羅の摩擦で切れたと思われる。
手も足もガクガク。
いや~、いい体験をさせてもらいました!
カメが泳いでいるという事は平和な海の証拠なのでその後も何も起こらず、磯は撤収。
ホームに居るここさんから「弓角でソウダが上がっている」という報告があったので、大佐とホームで弓角を投げる事にした。
すでに9時を回っていたので「まだ釣れてるかな~?」とか言いつつ堤防に行くと地元アングラーはINさん夫婦だけ。
様子を伺うと「ソウダは上がったけど1匹だけ、カマスはまあまあ釣れましたよ!」との事。
う~ん、「…釣れてますよ」と「…釣れましたよ」は違う気がするけど、あのまま磯で粘って釣れそうな状況ではなかったので、気分を入れ替えてホームで弓角大会!
外側はかなり追い風が吹いているので飛距離テストにはあまり向いていないけど、とりあえずジェットローを投げる。
今回のメインテーマは①Monstersurf+ジェットロー45gとRUNWAY+ジェットロー35gの比較。②ネオジムにテープもレジンも付けていない状態の評価。の2つ。
まず、Monstersurf。普通によく飛ぶ。釣れるのがある程度の大きさのソウダやショゴなら何の問題もなくこれ一択。
次はRUNWAY。ジェットローが35gなので適正値が30gのRUNWAYにはちょっとオーバースペック。
実際、メタルジグのように気持ちよく投げられる感じではない。
ミノーと同程度には飛ぶけど…。
釣れる魚が小さめのうちはこちらの方が引きを楽しめていいとは思うが…。
なにより全体的に軽いので体への負担が少ないことが一番の利点。
追い風という条件付きだけどMonstersurfのほうが15~20mくらい余計に飛ぶ。
次は磁力テスト。
今回はたまたま時間が無かったのでジェットローにネオジム磁石を付けて、その次の工程をしてなかったので、磁石に弓角をじかに付けて投げる。
結果は「外れない」または「外れにくい」。
磁石の上に何かカバーするものが無いと磁力が強すぎて着水後に煽っても弓角が外れないことが多かった。
前回までのテストの結果と総合すると「磁石+ビニールテープ1枚+レジンで固定」というのがベストな組み合わせと思われる。
次回までにこの組み合わせのセットを作っておく。
釣果はというと、私は何回投げても何の反応もなかったが、大佐は無事に今季初の青物をゲット!
10時を過ぎて体力も限界に達したので今回は終了としました。
今回の釣果:
無し
(一応、魚は掛けましたが…💦)
今回の反省:
今回は難しい潮だった?場所によって潮の満ち引きとあまり関係ない場所もあると思うけど、今回の場所は「夜明けから7時半くらいまでしかやらない」というYさんの一番いい時間帯が潮が動かない時間に当たってしまった可能性はある。
メタルジグを沈めてもあまり流される感じは無く、潮の動きが悪かった。
磯を撤収する前にアカハタ狙いでバルトなども投げてみたけど全く反応なく何も釣れそうな雰囲気は無かった。
今回はウミガメとの力比べという貴重な体験ができた。
魚相手ではホームであそこまで引く魚はたぶんお目に掛かれないだろう。
一番勉強になったのは「ドラグ設定と釣り人の負荷」について。
いつもドラグ設定はラインの強度の事しか考えていないが、「強いラインを使う時は自分の力の限界も考えて設定しなければいけない」という事をYさんに教えてもらいました。
たしかにPE4号、5号といった強いラインで初めからラインが切れないようにドラグを設定してとんでもない大物が掛かってしまったら間違いなく海に引き込まれるだろうという事が身をもって理解できました。
今回は釣果に恵まれなかったけど、来週はちょうどいい潮回りになりそうなのでリベンジします!
今回の支出:
交通費: 1,020円
ロスト: 無し
釣果カウンター
ボウズなので省略
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